意見練習:定期テストの廃止について

   

191208_定期テスト

毎週日曜日の『OPINION TRAINING(意見練習)』、本日は『定期テストは廃止すべきである。賛成か、反対か。』でした。

東京都の千代田区立麹町中学校で定期テストと宿題を廃止したことが、大きな話題になっています。
しかしその実現には、地域事情や家庭事情等の配慮も必要であり、賛否両論ありますよね。

賛成意見(廃止すべき)は、
●教師の負担軽減になる
●授業時間を増やすことができる。
●テストを休むと評価が下がる。
●中3は受験勉強に時間がかけられる。
●定期テストは、保護者からの期待が大きく、プレッシャーになる
という意見が出ました。

反対意見(廃止すべきではない)は、
●成績がつけられない。
●自分の理解度を確認しにくくなる。
●勉強する習慣がなくなる。
●学力低下への不安。
●成績をつける材料が少なくなるため、教師の心ひとつで決まってしまう。最近は教師の信頼が低下しているので、そんな状態で決定権を握らせてはいけない。
●応用問題に触れる機会が減少する。
●発表が苦手な人が不利になる。
●短期目標を持てない
などの意見が出ました。

実際、テストは嫌いなものの、テストがなくなることに対する危機感は大きいようです。

 

自分の意見を気軽に持つことに慣れていくことで、発信していく力になっていくことを期待しています。

・・・・・

※当校の『OpinionTraining(意見練習)』とは

当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。
今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。

主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。

ここで大事にしているのは、

  • 会の結論として、賛成か反対かは決めない。
  • 賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
  • 挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
  • 私自身の個人的な意見は言わない。

ということ。

意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。

いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。

生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。

 - 意見練習