意見練習:カジノ導入について
2018/12/10

毎週日曜日の『OPINION TRAINING(意見練習)』、さて本日は『日本はカジノを導入すべきである。賛成か反対か。』でした。
賛成意見は、
- 外国人観光客の増加が見込める
- 国債の返済に充てられる
- 社会保障制度が向上する
などの経済効果への期待が見られました。
- シンガポールの成功事例で、犯罪率が低下した
という、失敗の懸念事項が成功例となったものも挙がりました。
反対意見は、
- ギャンブル依存症が増える
- 治安が悪化する
- 環境破壊につながる
- 暴力団の資金源になる
など、やはり「イメージの悪さ」が出てきますね。
いろいろな意見を通して、さらに知識をつけていただきたいと思います。
次回も楽しみにしております。
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※当校の『意見練習』とは
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。
参加者は、中3生と中2以下の希望者です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
- 会の結論として、賛成か反対かは決めない。
- 賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
- 挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
- 私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。